生徒学習到達度「学力格差」大きく 受験通じ、ふるい分け 12/08 赤旗 読解力の国際比較 得 点 @フィンランド 543点 7日に公表されだ経済協力開発機 A韓 国 534点 構(OECD)の国際学習到達度調 Bカナダ 528点 査(2003年実施)の結果で、日本は Cオーストラリア 525点 読解力などの「学力格差」が他国に Dリヒテンシュタイン525点 比べて大きいことがわかりました。 Eニュージーランド 522点 読解力の調査では、得点の高さで Fアイルランド 515点 「5」から「1未満」まで6つのレベ Gスウェーデン 514点 ルに分け、各レベルの生徒の割合を Hオランダ 513点 出しています。その結果、日本は「5」 I香 港 510点 と「4」がそれぞれ9・7%、23. Jベルギー 507点 2%で、OECD平均の8.3%、 Kノルウェー 500点 21.3%を上回りました。しかし、 Lスイス 499点 基本的な知識・技能も身につけてい M日 本 498点 ないとされる「1未満」も平均の6. Nマカオ 498点 7%を上回る7・4%。「両極分化」 Oポーランド 497点 の傾向がみられました。前回調査 Pフランス 496点 (2000年)では「1未満」は2.7%で Qアメリカ 495点 平均の6.2%を大きく下回ってい Rデンマーク 492点 ました。また、上から25%のところ Rアイスランド 492点 にいる生徒と、下から25%に位置す ・ドイツ 491点 る生徒の得点差はドイツ・ベルギー ・オーストリア 491点 ・ニユージーランドに次いで大きく、 ・ラトビア 491点 他国に比ベ「できる子」とそうでな ・チェコ 489点 い子の差が大きいことがわかりました。 一方、数学の点のばらつきを比べる と、日本は香港と並んで分散しており、生徒間の差が大きくなっています。 学校間の格差もオランダなどとともに高率で、受験を通じ「できる子」が 多い学校と少ない学校に分かれでいることがうかがえます。 生徒の学校外での学習時間も調査。日本の生徒は平均週6.5時間で、 OECD平均の週8・9時聞を下回りました。「学力」調査で上位になっ た韓国は「塾」「家庭教師」などで12.8時間でしだが、国じくトップ クラスだったフィンランドは5.0時間でした。