三重大学 共通教育講座「食と農」

     「 高校生レストランの仕掛人 岸川政之さん 」講演報告    

                             2012.04.23
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 4月23日(月)三重大学共通教育科目「食と農」の講義で、多気町職員
の岸川政之さんの講演があった。岸川さんは「多気町まちの宝創造特命監」
として、多気町はもちろん全国にその活動の場を広げている。なかでも高校
生レストランの仕掛人として有名。テレビでご覧になられた方もいるのでは
ないでしょうか。
 講演の中で紹介された北海道立三笠高校の話しは、高校教育に関わるもの
にってはたいへん興味深いものでした。
 三笠高校は道教委から廃校を宣告されましたが、「地域から学校を失くす
ことは、故郷をなくすことである」との地域の声を受け、道立から市立とし
て再出発。2012年春から市立三笠高校となりました。それにあわせて普通科
高校から、食物調理科を持つ職業高校に転換。調理師やパティシエの養成を
行っていくことにまりました。
 とりくみにあたって三重県立相可(おおか)高校の高校生レストランが大
きな役割を果たしました。その仕掛人こそ多気町職員の岸川政之さんです。
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 [仕掛人]岸川政之さんプロフィール

昭和32年8月15日生まれ。伊勢高等学校卒、京都産業大学経営学部卒業
昭和57年多気町入庁。税務課、教育委員会、総務課、企画調整課、農林商
工課などを経て、平成23年4月「まちの宝創造特命監」に就任。高校生レ
ストラン「まごの店」やその先輩が運営する惣菜とお弁当の店(株)相可フー
ドネット「せんぱいの店」などコミュニティビジネスの手法を取り入れた地
域おこしに取り組んでいる。これらの取り組みは、総務大臣優秀賞など多く
の賞を受賞し、平成23年5月からは「高校生レストラン」と題しテレビド
ラマ化もされ話題を呼んでいる。現在、全国各地で”まぢづくり”や”商品
開発”、”生き方考え方のヒント”などをテーマにした講演多数。
 まちづくり仕掛人塾
 総務省地域人材ネット登録
 著書「高校生レストランの軌跡」(伊勢新聞社)

主な取り組み

 1987年2月21日 ふるさと寄席結成「ふるさとにも笑いに文化を」
 1988年8月10日 多気町長時間ソフトボールを仕掛 ギネス登録
 1998年10月5日 熊野までの114Kmの走破の駅伝を企画
 2002年4月    農業振興に取り組む 伊勢いも研修会開始
 2004年3月    伊勢いも入り手延べうどん「とろろ麺」開発
 2004年10月   多気町五桂池ふるさと村に農産物直売場に
            「おばあちゃんの店」オープン
 2005年3月26日 磯部町の3000頭を飼育する養豚農家に発酵床システムを指導
 2006年1月 1日 新規就農者(20代カップル)、農業スタート
      4月 1日 少年サッカークラブ「多気FC」設立
            相可リサイクル協議会設立
      5月12日 NPO法人 三重スローライフ協会設立
 2007年2月19日 相可高校食物調理科の調理研修施設「まごの店」オープン
      9月 1日 伊勢いも焼酎「多気」発売」
 2009年5月29日 「多気町まちづくり仕掛人塾」発足
 2010年9月18日 「せんぱいの店 マックスバリュ」オープン
 2012年4月14日 「せんぱいの店 ふるさと村店」オープン
      5月    相可高校生産経済科生徒プロデュース「まごジェル」ハンドクリーム製造
      9月24日 北海道立三笠高校の市立化決定
      
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