三重大学 学習支援特論「多重知性論」

   「 IQ教育からAQ教育・EQ教育へ 」講義報告    

                             2012.05.23
__________________________________

 5月23日(水)三重大学教育学部学習支援特論の講義で、多重知性論の
講義があった。多重知性論は1983年ハーバード大学のハワードガードナーが
提唱した教育理論である。人間には8〜9つの知性があり、その全面発達が
望ましい、というもの。
         IQ @言語的   知性
         知能 A論理・数学的知性
            B空間的   知性

         AQ C社会的   知性
         芸術 D芸術的   知性
            E身体運動的 知性

         EQ F内省的   知性
         人格 G自然共生的 知性
            H霊的    知性

 講義は感動的でした。これまでの疑問と不満が一挙に氷解した感じでした
学力は優秀でも社会で出た途端、自信を無くし転職というケースがその一例
である。「生きる力」の教育をという提起は、このガードナーの理論の実践
とすべきであったと感じました。

__________________________________

          多重知能理論の概要(抜粋)
                      恒安眞佐(芝浦工業大学)

 インテリジェンス(知性)とはある文化的背景において活性化され、問題を
解いたり、その文化において価値があるとされるプロダクトを作ることがで
きる、ある種の方法で情報を処理する生物学的、心理学的潜在能力だとガー
ドナー(1983)は述べています。たとえば、芸術や体育に関係する能力も「
知能」として、子どものすべての才能を包括的に捉えることが意図されてい
ます。「音楽的知能は音楽家だけに必要」というふうに知能と職業が一対一
に対応しているわけではありません。それぞれの知能は単独で働くのではな
く複合して働きます。音楽家が演奏で人を感動させるには、他人の動機や欲
求を理解する対人的知能が必要でしょうし、建築家には空間的知能も論理数
学的知能も必要です。知能検査や学校の学力テストで測れるのは、せいぜい
言語的知能や論理数学的知能くらいに限定されるとガードナー(1983)は述べ
ています。

__________________________________

      
SEO [PR] 住宅ローン フラワーギフト 必勝祈願 冷え対策 動画 無料レンタルサーバーSEO