三重大学 共通教育講座「食と農」

　　　　　　「 農薬問題と安全安心 」

　　　　　　　　　　　　　　　　三重県農業大学校　野末 光　さん

　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2012.07.02
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　７月２日（月）の「食と農」は三重県農業大学校の　野末　光さんの講演
「農薬問題と安全・安心」と題して行われました。野末さんは三重大の先輩、
三重県職員として農業政策を担当され、現在農業大学校で農業技術の指導に
あたられています。
　「食と農」の講座はこれまで、地産地消・無農薬、有機農業が中心でした。
今回は、三重県が推進する「人と自然にやさしい　みえの安心食材」三重県
農林水産支援センターの取り組みの紹介と農業大学校での農薬の講義を中心
に行われました。
　農薬といっても化学農薬だけでなく、生物農薬・天然物農薬など多種多様。
天敵による害虫の駆除もりっぱな農薬だ、ということでした。使用方法の難
しさなど課題は多いものの環境汚染はなく、自分たちで開発する農家もある
とのことでした。
　今、三重県では「みえの安心食材」を農業活性化のコンセプトに消費者キ
ャンペーンにとりくんでいます。化学肥料・化学農薬の削減に取り組む農家
を応援するためには、消費者の理解が何よりの支援であるとして「食の安心
安全」をアピールする認定マークを提案しました。マークに記された番号を
ホームページから入力すると生産者の情報と農薬の使用履歴が表示されるそ
うです。
　「食の安全安心」が農業を守ることにつながります。食育教育の重要性が
提唱されています。何かむずかしいこと教えるをというわけではありません。
野末さんの話ではお米をスーパーで買う時に「みえの安心食材」マークがあ
るかどうかを基準にしてもらえればそれが十分だということです。

　みえの安心食材　ホームページ　http://www.mie-ansinsyokuzai.org