三重大学 共通教育講座「四日市学」

      「 神戸市の環境未来都市への挑戦 」

                   神戸市環境局資源循環部
                       未来都市推進室

                計画調整担当課長 橋本 郁男

                             2012.07.04
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 7月4日(水)の「四日市学」は、神戸市環境局資源循環部未来都市推進
室計画調整担当課長の橋本郁男さん。大学ではボート部に所属し、もっぱら
部活の休みの日が講義の出席日?という学生生活を振り返るところから話が
はじまった。講演の冒頭、なぜ神戸なのかと思ったが、講演を終えて谷口先
生のねらいが読めた。
 神戸市は130万人の巨大都市、財政規模も三重県以上。地方都市の参考
にはならないという思いがあったが、そうではなかった。「環境未来都市へ
の挑戦」というカッコよさからは想像できない苦労を話された。阪神大震災
でもっとも困難だったのは、トイレ。避難所の小学校のトイレに盛り上がっ
た便を手で片づけることからはじまった。
 震災を乗り越えた神戸市の行政マンの心意気が市政全般に感じられた。「
環境未来都市への挑戦」の具体的な内容は下記のアドレスでご覧いただけれ
ばと思う。講演でもっとも印象に残ったものを一つあげるなら「市債」。神
戸婦人団体協議会が市債7億7千万円を「金も出すけど口も出す」として引
き受けた。市民との信頼関係が成立しているからできたことではないか、と
思う。財政赤字を口実に事業から撤退や統廃合、という安易な行政が多い中、
神戸市は光っている。
 国の補助金に頼らない「自立型の事業」、市民参加型のメガソーラー構想
「下水道事業を発電事業」など市単独の事業に市民が直接資金を出す。銀行
が業務の煩雑さと手数料の問題で渋っているとのことだが、預金資産120
0兆円が金庫に眠る我が国にあって、志のある市民に資金提供を呼びかける
ことも一案である。もちろん市民がリスクを引き受ける以上、収益からの配
当金を支払うのは当然である。財政赤字だから何もしないのではなく、事業
別市債を発行し、それぞれを事業化する。経営も「お役所」仕事ではなく営
業につとめる。他県他市においてもぜひ参考に・・・


ホームページ http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/environment/kankyomiraitoshi/img/sankoushiryou.pdf

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